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先日行ったギターの配線交換で、ついでだと思って施行したキャビティ内の導電塗装処理についてツラツラと。

今回オイラが使ったのはコチラ!
Dscf0907.jpg









FREEDOM CUSTOM GUITAR Noise Hell SP-D-01
ポリウレタン、エナメル塗装用の導電塗料です。カーボンが主原料となっています。
オイラのギターがポリウレタン塗装かと言うと。。。分かりません(爆)
ま、ラッカーではないでしょう(笑)

こうやって導電塗料を塗ってノイズ処理を行う事を『シールド処理』なんて言います。
こう書いてあると『塗るだけでノイズが無くなる』と勘違いする方もいるのではないかと思うのですが、塗るだけではダメなんですよ!

導電塗料と言うのは、その名の通り『導電性がある。電気を通す。』って事です。
ギターも電気製品ですので、電磁波ってのを出すし受けます。ま、電磁波を出す量は少ないですが、受けるのは思いっきり受けます。蛍光灯やテレビや車の発電機やラジオの電波や携帯の電波などなど、世の中は電磁波だらけです。それが”ジィィィィ”ってノイズになって出てくるんです。
このノイズは弦に触ったりブリッジに触ると治まります(ブリッジアースがされている場合)。これはノイズが人体を通って地面に逃げているから治まるんです。そう、電磁波って一種の電流でもあるんです。

で、導電塗料を塗ると、先ほども言いましたが『電気を通す』ので、導電塗料が電磁波を吸い取るわけです。ただ、このままでは導電塗料に電磁波が乗っただけで、どこにも逃がされていないのでノイズは治まりません。この導電塗料からアースをだしてブリッジアースもしくはジャックのアースに逃がさないと意味が無いわけです。

オイラの場合、キャビティ内の壁からアース線を出すのがイヤだったので、そこで使ったのがアルミテープです。
Dscf0908.jpg






100円均一です。
これを各ポットの穴のとこに敷き、導電性を良くして、ブリッジアースへと逃がしてあげるわけです。この技はLes Paulタイプだから出きる技で、ストラトタイプみたいにピックガードにコントロール系統が付いているのはアース線を出さないといけません。

カーボン主原料だと、0Ωとはならずに数十Ωありますが、やっていないよりかは全然良いわけです。銅を主原料とした塗料もありますが、そこまでするなら銅箔を貼った方が良いと思います。

ちなみに、このシールド処理、やり過ぎると高音域が無くなります。
高音域の周波数がシールドに吸い取られてしまうのでしょう。
なので今回、シールド処理を行っているのはコントロールキャビティ内とトグルスイッチキャビティ内のみです。ピックアップ座ぐり内は行っていません。高音域が無くなるのがイヤだったので塗りませんでした。もし、ノイズが気になるようなら、座ぐり内はアルミテープを貼ります。塗っちゃったら後戻りできないですからねぇ。

ちなみに塗るのに使った筆は。。。
Dscf0909.jpg









100円均一



さて、これから飲み会です。

ってか、今夜は花田裕之@小倉GALLERY SOAPでのLIVEがネット中継されます。
観たいんだけど。。。観れません(ToT)
詳細は花田さんのホムペを観てね。

hanada.cc → ここをクリック!


って事で、久々にオンタイムでの日記となりました(笑)


FREEDOM CUSTOM GUITAR → ここをクリック!
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携帯でいろいろと撮っていたのが溜まっているので、吐き出しましょう(笑)

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こんなのに踏み潰されたら終わりだ(笑)
こっちは18日(日)のお話。

バンド練習だったので、Les Paul Standardを持っていきました。
バンドでのアンサンブルの中ではどんな風になるのかなぁって不安でしたが。。。いいですよ☆
高~中域が前に出てきた事によって、埋もれません。ってか、うるさ過ぎるか?いやいや、これくらいが良いでしょう(笑)

バンド練習が終わってから、G'sへ向かいました。
やっと望んでいた『よしだよしこ/やなぎ』が観れるんですもの☆
まさかお二人が繋がっているなんて知らない時に、よしこさんと出会い、その後やなぎと出会い、よしこさんが東北へ行くと一緒に回っているのを知って『いつかは観てみたい』と願っていましたから。

メインが二組となると、一人一人の時間は必然と短くはなってしまいますが、でも凝縮されたステージが観れるので、あまり短さは感じられません。それよりも、最後に行われる二人の共演が素晴らしい。
夢のような時間でした。

そそ、よしこさんの途中、よしこさんのはからいで、辻井貴子さんがステージに呼ばれて一緒に演りました。辻井さんはやなぎさんと一緒に『やぎたこ』ってユニットで回ったりもしていて、よしこさんの歌も歌っているんです。透き通った歌声は心を洗われますよ。

なんとも、最高の一日でした。
17日(土)の話なんですが、鎌倉にあるカフェGOATEEに花田さんが来るってんで、行ってきました。

このGOATEEは、オープンマイクでお世話になっている、はっとさんのお子さんと同じ保育園に通っているお子さんがいるご夫婦が営んでいる小さなカフェです。

さすがに小さなカフェってだけ有り、みなさん押しくら饅頭状態で座っていました。オイラはと言うと、予約したのが間近だったので、入店も遅い方。だから立ち見でいました。立ち見は全然オッケ~。ってか、立ち見の方が楽です(笑)

花田さんはと言うと、何やら機嫌が良いのかトークは多いし、歌詞を変えて『何も考えずに来て50歳~』とか(笑)
前の方のお客さんに「きついやろ。足伸ばしてええよ」とか。二部が終わって、ステージから降りるのがきついので(外は寒いし店の中はギュウギュウだし)、「ここからはアンコール扱いで」って言ってアンコールが。おまけにアンコール2回掛かって、アンコールだけでも6曲演りました。

噂によるとGypsiesの録音が終わったとか。
その勢いが残っていたのか?

なんとも暖かい雰囲気でのLIVEでしたよ。


で、この土曜日に予約しちゃいました。

6月、小倉での2days(爆)
村上○樹にあやかり、三部作でお送りしております、Les Paulの配線交換(笑)

いよいよ最終のLes Paul Specialでございます。


ではでは、患者さんどうぞ~

Dscf0888.jpg










ウッドストック'69でのマウンテンのレズリー・ウエストを観て『Jr.が欲すぃ~』と思ったけど、Jr.に手を出せなかったので、正月セールで出ていたコイツを買ったのであります。かなり昔に。

さて、コイツのコントロールキャビティ内を見てみますと

28b1da73.jpeg








なんと、コイツには鉄板が無いんです!ちなみに製造年は。。。
Special:95年製
Studio Lite:93年製
Standard:2000年製
何でコイツは鉄板が無いんだ?
おまけにブリッジもABR-1だし。ん~、不思議だぁ。

この画像のorange dropは、Studio Liteに移植しました。
先日にはフロント・ボリュームがガリったので、実際は画像とは違うポットが付いているし。
って事で、このSpecialは電装部品総取っ替えを施します\(◎o◎)/

まず、可変抵抗器
Dscf0896.jpg






先日ガリった時に付けたポットは、ctsへそ無しでした。これが回すとトルクがあり、重たいんですよ。なので、今回はへそ有りを購入し、ボリュームもトーンも総取っ替えです。
今回用意したのは。。。
ボリューム:500kΩ Bカーブ
トーン:500kΩ Aカーブ
ちなみに『へそ有り → へそ無し → テフロン軸』と回す時の重たさが重たくなっているんだそうです。

コンデンサ
Dscf1077.jpg






HUMAN GEAR社のorange drop 418Pを奢ります。
716Pより高精度だとか。


そして、今回の目玉商品がこれ!

P-90
Dscf1092.jpg






LOLLAR GUITARS & PICKUPSのP-90です。

LOLLAR PICKUPS → ここをクリック!
元々、つるしで載っているのはP-90ではなく、P-100なんです。
Dscf1093.jpg






左がLOLLAR PICKUPSのP-90
右はGibson P-100
『P-90はノイズが』って声に応じて、Gibsonが二段積みのハムバッカーとして世に送り出したのが、P-100。しかし、ノイズは少なくなったけど、抜けが悪くなり、各所から苦情の声が入ったようで、現在では手に入らないものとなってしまったP-100。
Dscf1094.jpg






オイラも外してP-90に替えちゃいますわ。やっぱ、一度はP-90を味あわないとさぁ。

で、配線材はStandardと一緒のWestern Electricの1950年代初頭の配線材(20AWG 単線)でございます。

もう、ドンガラ画像は載せないとして(笑)
Studio Liteの時に撮り忘れた、トグルスイッチ分解画像をどうぞ。

Dscf1079.jpg







なぜバラシたかと言うと

組替え前
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組替え後
Dscf1086.jpg







中心の分厚い板。これ、GNDなんですが、これの向きを入替えて、作業を楽にしたんです。

で、配線。

Dscf1090.jpg







組み込むとこうなります。

Dscf1097.jpg






Dscf1096.jpg







コイツも他のと同じく、導電塗料でノイズ対策をしてあります。
特にP-90を載せたので、ガッツリ塗りました(笑
あと、ポットのはんだ除去が無かった分、作業が楽でした。

まだ、爆音で鳴らしていないので、どんな音がするのか楽しみです。
アパートで小さく鳴らしたら『やっぱシングルコイルですなぁ』って感じでジャキジャキしています。
ボリューム・ポットの抵抗値が高かったかなぁ。
可変抵抗器の抵抗値は、小さくなるほど高音域をカットします。
だからシングルコイル・タイプのピックアップが載っているギターは250kΩが多いし、ハムバッカ-のピックアップを載せているギターは500kΩを使っているんです。だから『ハイがきついなぁ』って感じたら、ピックアップ替える前に、可変抵抗器を替えてみるってのも手です。













次回からは使用した材料なんかのネタを書いていきたいと思います。

















気が向いたら(笑)


参考HP
宮田工房 → ここをクリック!
バナナムーン → ここをクリック!
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