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(今現在の機材を書き記しておこうかと。もし、盗難に遭ったとしても、ここに書き記しておけば「僕のです!」って、ちょっとした証拠にはなるかと。盗まれないようにも注意しますが)


『1963 ES-335』

メインの内の一本でありながら、思いっきり曰く付きな一本。

某ショップのホームページでこの335が掲載されていたので行ってみることに。
そこで、この63年と65年(42mmナット幅のヘッド角14度でトラピーズ)と70年代の335とで弾き比べ。
70年代のはナット幅が狭くて、僕の手では握れずに即却下。
65年のは綺麗だったのですが、ヘッド角とトラピーズの影響かローの出方がいまいち。ストップテールピースに変えると音の出方も変わるのでしょうが、そこまでするには勿体無い一本。
この63年はパーツのほとんどが交換されていて、オーバーラッカーもされており、唯一、木部にはダメージが無いってだけが売りでした。


フレットもガッタガタで、ナットはオリジナルを変えたくないのか木のスペーサーで嵩上げ。サドルもナイロンサドルなのですが何回も切り直していてボロボロ(ブリッジは70年代らしいのでサドルもその頃のかな?)。
こんなボッロボロな個体なのですが、お店の人曰く「プロの方が使ってました」と。『どんなプロだよ』と思い「誰ですか?」と聞いたのですが「それは教えられません」と。当たり前ですね(;^^)
ま、プロもピンキリだしね。


で、どうしようか迷ったのですが、この63年が一番ボディ厚が薄いく、ネック裏の塗装の剥げ方が絶妙に気持ち良いのと、主治医のとこに持って行けばどうにか起こしてくれるのではないかと思い、4時間近く悩んだ挙句に連れて帰ってきました。
主治医のとこに持って行ったら「バカ!なにこんなの買ってきてんだ!」と一喝されましたが(;--)


購入したショップが言うには「64年」なのですが、シリアルと2個だけ残っていたポットから「63年」と判断。
よくよく見て行くと、ピックアップカバーははんだが取れてカパカパ動き、配線は継ぎ足され、コンデンサの足は根元から折れててはんだし直されており、どう見ても素人作業炸裂な状態でした。
そして一番の謎が、Guaranteed Orange Labelの向きが上下逆さまな点。剥がれて貼り直したのか?元からなのか?この個体は贋作か?と色々と考えますが、真相は分かりません。


fホール内には赤の塗料が飛んでるので、たぶんリフィニッシュされているのでしょう(ショップは「オーバーラッカーのみ」と言い張ってましたが)。

ここまでプレイヤーズコンディションだと骨董価値は全く無いので、リフレット&リナットしてもらい、配線は自分で総取り替え。何の気掛かりもなくメインとして使い倒しています。
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