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と、まぁ、昨日のブログでは、さぞこれからオーバーホールを始めるのかって書き方でしたが、実はもう終わっているのです(;^^)
before
after
before
after
って事で、思いっ切り事後記事ww
今回行ったこと。
・Normal段の配線を元に戻す
・図面AA270と違う点があるので、AA270の部品点数に合わせる
・電解コンデンサはすべて交換
・抵抗やフィルムコンデンサは外して計測し、図面の指示値と確認
・値が外れている部品は交換
・値が外れていなければそのまま使用
・配線は総取替え
・配線外すから真空管ソケットも取替え
・電源コードの被覆がナヨナヨで、しかも接地端子がもぎ取られているので、新品3Pプラグに交換
お銀さんは1973年製で、Silver Face後期に搭載されているVolume Boostは無い個体です。
が、図面AA270(Volume Boost無し)と照らし合わせるとチラホラ違う点があり、Volume Boost期の値の部品が使用されていたり、かと思いVolume Boost期の図面と合わせるとAA270の仕様だったりと過渡期な感じ。
なのでこの際AA270にしました。
電解コンデンサは生鮮食品でして、賞味期限がある部品です。
一般的には10~15年で部品として限界が来るといわれています(使用環境により多少前後しますが)。
中には酸化アルミニウムと電解液が封入されているのですが、この電解液が蒸発してしまうのです。
温度が高い場所で使用すると、寿命は早くなります。
お銀さんは既に40年選手。。。無条件に交換させていただきました(あてくしの体も部品交換出来たらなぁww)。
抵抗やフィルムコンデンサ類も40年の時を経てきているので、外して計測します。
で、この部品達はむやみに交換しません。
よくリペアショップさんはリキャップと言って、総てのコンデンサを新しいのに変えたりしますが、そこにはあてくし的に疑問があるのです。
音の要となるトーンスタックのコンデンサ、次段とのつなぎ役のカップリングコンデンサを交換すれば、音は劇的に変わってしまいます。ようはアンプのキャラクターを決定付けているパーツでもあります。
それを『古いから交換ね』ってのはちょっと違うのではないかと。それってオーバーホールというよりモディファイじゃんと。
なので、計測して大きく外していないのであれば、まだまだ頑張ってもらいます。
抵抗に関しても基本は再登板ですが、使用箇所によっては金皮などの耐電力が高く、高温でも耐えられる物に交換しました。これはモディファイですねww
で、今回の大きな作業は『配線の総取替え』です。
どうしてもあの”スパゲッティ配線”が許せないのです。
いや、分かります!分かりますよ!
当時のFender社で働いていたパートのおばちゃん達が、「うちの旦那はさぁ」などと旦那の愚痴でも言いながら作業していたのかもしれません。、もっと給料上げろよと言いながらはんだ付けしたかもしれません。しかも、40年間電気を流してきた部品でもあります。
でも。。。不安になるのです、使っていて。
なんでしょ。。。発火してもおかしくないような配線の絡まりようなので。
それと、配線をやり直せば、ピコピコと発振しているVibratoが直るのではないかと、淡い期待も込めてww
で、やり終わったのが冒頭の画像。
電解コンデンサは電源系がSprague、回路内はRuby Goldを投入しました。
カーボンコンポジット抵抗は値がズレているのが結構ありました。と言っても、図面指示の±20%には納まっているのですがね。なので、リプレイス用で購入したカーボンコンポジット抵抗と誤差率を比べて誤差が低い方を登板させました。
リプレイス用のカーボンコンポジットは、お銀さんにも使われているAllen Bradley。当時物なので、NOSと言えどもどうしても誤差が出てしまいます。
プレート抵抗にはTAKMANのREXを投入。こちらは現代の製品ですから、誤差は皆無。ま、ここは性能の良い方が良いかと。でも、カーボン系が良いかとww
パワー管の抵抗には酸化金属と金皮を投入です。
ここは高温になりやすいので、配置にも気を配りました(自分なりにねww)。
電源系の抵抗も酸化金属を投入です。
配線材はCloth Replica Wireを使いました。芯線にはんだメッキがしてあるのと、Pushback Wireと言って、被覆を押せば芯線が出てくるので楽なのです。あとは布巻被覆ってのが味ですww
真空管ソケットはセラミックです。これは選択肢が無く、今回使った物を使うしかありませんでした。この頃のFenderアンプに使われています真空管ソケットの穴径が小さく、なかなか合う物が無かったので。
電源ケーブルはBELDENのAWG16x3を投入しました。初めに来た電源ケーブルがAWG18x3だったのですが、あまりにも頼り無さ気な太さだったので、再購入をしました。
バンド練習で音を出しましたが、オーバーホール前と比べてレンジが広がった気がします。
若干高域が立ちすぎてるかなと思いましたが、痛くはないのでいい感じです。
これからまだまだモディファイの余地は残しています(スピーカーケーブルの交換やトーンスタック・カップリングコンデンサの交換など)。しばらくはこのまま使って、こなれて来たとこでちょこちょこ交換してみようかと思っています。
before
after
before
after
って事で、思いっ切り事後記事ww
今回行ったこと。
・Normal段の配線を元に戻す
・図面AA270と違う点があるので、AA270の部品点数に合わせる
・電解コンデンサはすべて交換
・抵抗やフィルムコンデンサは外して計測し、図面の指示値と確認
・値が外れている部品は交換
・値が外れていなければそのまま使用
・配線は総取替え
・配線外すから真空管ソケットも取替え
・電源コードの被覆がナヨナヨで、しかも接地端子がもぎ取られているので、新品3Pプラグに交換
お銀さんは1973年製で、Silver Face後期に搭載されているVolume Boostは無い個体です。
が、図面AA270(Volume Boost無し)と照らし合わせるとチラホラ違う点があり、Volume Boost期の値の部品が使用されていたり、かと思いVolume Boost期の図面と合わせるとAA270の仕様だったりと過渡期な感じ。
なのでこの際AA270にしました。
電解コンデンサは生鮮食品でして、賞味期限がある部品です。
一般的には10~15年で部品として限界が来るといわれています(使用環境により多少前後しますが)。
中には酸化アルミニウムと電解液が封入されているのですが、この電解液が蒸発してしまうのです。
温度が高い場所で使用すると、寿命は早くなります。
お銀さんは既に40年選手。。。無条件に交換させていただきました(あてくしの体も部品交換出来たらなぁww)。
抵抗やフィルムコンデンサ類も40年の時を経てきているので、外して計測します。
で、この部品達はむやみに交換しません。
よくリペアショップさんはリキャップと言って、総てのコンデンサを新しいのに変えたりしますが、そこにはあてくし的に疑問があるのです。
音の要となるトーンスタックのコンデンサ、次段とのつなぎ役のカップリングコンデンサを交換すれば、音は劇的に変わってしまいます。ようはアンプのキャラクターを決定付けているパーツでもあります。
それを『古いから交換ね』ってのはちょっと違うのではないかと。それってオーバーホールというよりモディファイじゃんと。
なので、計測して大きく外していないのであれば、まだまだ頑張ってもらいます。
抵抗に関しても基本は再登板ですが、使用箇所によっては金皮などの耐電力が高く、高温でも耐えられる物に交換しました。これはモディファイですねww
で、今回の大きな作業は『配線の総取替え』です。
どうしてもあの”スパゲッティ配線”が許せないのです。
いや、分かります!分かりますよ!
当時のFender社で働いていたパートのおばちゃん達が、「うちの旦那はさぁ」などと旦那の愚痴でも言いながら作業していたのかもしれません。、もっと給料上げろよと言いながらはんだ付けしたかもしれません。しかも、40年間電気を流してきた部品でもあります。
でも。。。不安になるのです、使っていて。
なんでしょ。。。発火してもおかしくないような配線の絡まりようなので。
それと、配線をやり直せば、ピコピコと発振しているVibratoが直るのではないかと、淡い期待も込めてww
で、やり終わったのが冒頭の画像。
電解コンデンサは電源系がSprague、回路内はRuby Goldを投入しました。
カーボンコンポジット抵抗は値がズレているのが結構ありました。と言っても、図面指示の±20%には納まっているのですがね。なので、リプレイス用で購入したカーボンコンポジット抵抗と誤差率を比べて誤差が低い方を登板させました。
リプレイス用のカーボンコンポジットは、お銀さんにも使われているAllen Bradley。当時物なので、NOSと言えどもどうしても誤差が出てしまいます。
プレート抵抗にはTAKMANのREXを投入。こちらは現代の製品ですから、誤差は皆無。ま、ここは性能の良い方が良いかと。でも、カーボン系が良いかとww
パワー管の抵抗には酸化金属と金皮を投入です。
ここは高温になりやすいので、配置にも気を配りました(自分なりにねww)。
電源系の抵抗も酸化金属を投入です。
配線材はCloth Replica Wireを使いました。芯線にはんだメッキがしてあるのと、Pushback Wireと言って、被覆を押せば芯線が出てくるので楽なのです。あとは布巻被覆ってのが味ですww
真空管ソケットはセラミックです。これは選択肢が無く、今回使った物を使うしかありませんでした。この頃のFenderアンプに使われています真空管ソケットの穴径が小さく、なかなか合う物が無かったので。
電源ケーブルはBELDENのAWG16x3を投入しました。初めに来た電源ケーブルがAWG18x3だったのですが、あまりにも頼り無さ気な太さだったので、再購入をしました。
バンド練習で音を出しましたが、オーバーホール前と比べてレンジが広がった気がします。
若干高域が立ちすぎてるかなと思いましたが、痛くはないのでいい感じです。
これからまだまだモディファイの余地は残しています(スピーカーケーブルの交換やトーンスタック・カップリングコンデンサの交換など)。しばらくはこのまま使って、こなれて来たとこでちょこちょこ交換してみようかと思っています。
ジャン!
1973年製 Fender Vibrolux Reverb Silver Face です。
昨年12月に購入しました。
あてくしと同い年の40年選手です(・∀・)
早速、呼び名を命名。
Silver Faceなので。。。。。。『お銀さん』
単純だなって?
えぇぇ、単純ですよ!
単純バンザーイww
さてさて、手元に来て早々に中身を確認させていただきました。
真空管はFenderマーク入りの純正品。
たぶんGE管のOEMでないかと思われます(勝手にそう思っていますww)。
スピーカーはファクトリーコードから、Oxford品である事が分かります。
リバーブタンクを外したら、何やら出てきました( ´ω`)ナニナニ?
なんと、山野タグ!
並行輸入物かと思っていたら、山野直輸入の117V仕様品でした。
って事は、コヤツ、海外での使用歴は無いのですな。
勝手に『アメリカのバーとかで使われていて。。。』などと思い込んでいたのに(`3´)
中身はこんな。
人生初のPoint to Point配線。
ちょっと感激。
が、このスパゲッティ配線は生理的に許せないんだよなぁ。
見てみると、部品は一切交換されていない模様。
でも、Normal段の配線がVibrato段に行くように配線が変えられています。
どおりでNormal段で弾いてもリバーブが効くし、Vibrato段と音が変わらないはずです。
思うに、前のオーナーさんがA/B Box使って音色変えて使っていたのでしょう。
その時に「Normal側でもリバーブ効くようにしてくれまへんか?」と改造したのでしょう。
電源関連の電解コンデンサも当時品です。
よくぞ持ち堪えていなぁ。
と、外観はちょっとくたびれ感満載なのですが、中身はオーバーホールされずに今まで頑張ってきたようです。
このままあてくしも使い続けていても良いのですが、どうも仕事柄『このまま使い続けていて平気か!?』と感じてしまう点がチラホラと(;^^)
なので、意を決してオーバーホールを施すのです!
Do it yourselfで(・∀・)キャハ